前回は、育児の相棒であるパパのことについて書きました。凄腕パパの現在の活躍ぶりは、子どもが3人いる中でとても助かっています。しかし、最初から育児、家事ができていたわけではありません。
今回の記事は、そんなパパがどうして育児家事を手伝ってくれるようになったのか、協力し合う夫婦になるために、私なりに気をつけて行動していることについてお伝えしたいと思います。
この記事の内容は私たち夫婦の一例であり、すべての方にとって最適な方法ではないと思います。参考程度に読んでいただければなと思います。
おじいちゃんおばあちゃんになっても仲良し夫婦でいたい
今、嫌な気持ちになっていることが原因で、今後言い争いをしたくない
容姿や外見が衰えていっても、心はきれいな状態で気持ちのいい声かけをし合いたい
こんなことを望んでいる方がほとんどだと思います。
私はこの希望を叶えるために今、子育てと共に夫婦の関係性づくりも頑張っています。
感謝の言葉
これは気を付けている方がほとんどだと思いますが、感謝の言葉を必ず伝えるようにしています。
朝起きてキッチンの片付けや洗濯が終わっていると必ず「ありがとう」ということを伝えます。
私がこのありがとうと伝えていたからなのか、私が夜中に起きて残った家事をした時も、夫が朝「ありがとう」と言ってくれるようになりました。
「ありがとう」と一言言われると、家事は夫婦でするべきことと認識してくれているんだなということが確認できます。家事を押し付けられている感じは全くありません。
言わない理由はありません。メリットしかありません。
ありがとうという所を探すつもりで夫を見つめてみてください。笑
忙しいときこそ具体的にやってほしいことを伝える
私が長女お姫を出産した後、朝の準備が間に合わなくなりました。
自分だけがバタバタしていて、夫はのほほんとしている状況・・・こんなことありませんか?
私は「あと1時間で出発しないといけない。洗濯物干して、化粧して、お姫のお着換えして、荷物の準備して・・・間に合わないかも」
と焦りながら伝えていました。すると夫は「洗濯物干すね」
と自分から手伝ってくれるようになりました。
しかし、動いてくれない時もあるので、そんな時は少し時間が経ったあと、
「あと40分しかない・・・化粧してお姫のお着換えして荷物の準備しないといけない。やっぱり間に合わないかも。何を手伝ってくれる?」
と伝え、半強制的に手伝ってくれるように仕向けました。
嫌な顔はせずに手伝うようになってくれ、今では自分から何をするべきかを考え行動してくれます。
また、何をすべきなのかわからない時、何したらいいんだろう、とおろおろされるのも私的には嫌です。夫の場合は、「何したらいい?」と聞いてくれます。これ最高です!!!
嫌な気持ちになったことを伝える
ある土曜日の朝、夫が電話を切り、その直後に、「親戚が今から来るって」と、言われたことがありました。
私:「今からって何時に到着?」
夫:「わからない」
私:「え・・・」怒
長女お姫が熱を出し1週間ほど保育園を休み、私も看病で疲労困憊だった土曜日の朝でした。
自宅はとっ散らかっています。
「すごい散らかってるよ。何時に来るかどうして聞かなかったの?なんで今から来ていいか電話があった時に相談しなかったの?」
と問うと、夫は電話をかけていました。「今日は無理。じゃあ。」と、いかにも夫婦喧嘩をして怒っています、俺は、というような態度で電話をしていました。
え・・・来ることがダメというわけではなくて、もう少し片づける時間が欲しかっただけなんだけど・・・
電話がかかってきたときに相談してほしかったこと、もし断るのであれば、相手が嫌な気持ちにならないように断る理由を添えること、と私は感情的になりながら伝えました。
あまり夫に対して感情的になることはありませんでしたが、その時は疲労もあったためなのか、怒ってしまいました。
そのあとにしっかり冷静になり、何が嫌だったのか、次からして欲しいこと、を伝えました。
それ以来、夫から相談されることが増え、相談したうえで相手へ返事をしてくれることが増えました。
感情的に伝えてしまったことがダメだったな、最初から冷静に伝えればよかった、と私は反省しました。しかし、自分の感情を我慢せずに、こうして欲しいと伝えてよかったなと思います。
自分が陥りそうな状況を事前に伝えておく
私が伝えたことは、妊娠初期に、「妊娠すると眠たくなるから、子どもたちと一緒に寝ることが増えると思う」です。
個人差もありますが、妊娠をするとプロゲステロン、エストロゲンというホルモンのバランスの変化により、眠くなります。私の場合は妊娠初期がすごく眠く、(現在もですが・・・)21時に子どもたちと一緒に寝て7時まで寝ていました。
それは人によっては「家事を任せて寝すぎ」と批判する方もいらっしゃるかもしれませんが。
私は夫に理解してもらうために事前に伝えておきました。
また、「産後だから、涙もろくなったり、イライラすると思う」と伝えておきました。
私は長女お姫を出産し、入院していた病院から実家に帰る車の中で涙がとまらなくなりました。何が原因なのか、当時は自分でもよくわかっていませんでした。
当時を振り返ると、私はマタニティブルーズの症状が第1子出産後顕著に出ていました。
助産師ですのでもちろんマタニティブルーズや産後うつは理解していましたが、自分自身に起こること、と全く認識していなかったため、第1子妊娠中にマタニティブルーズについて夫に伝えることができていませんでした。
この経験を活かし、第2子、第3子妊娠中に「産後だから涙もろくなるからよろしくね」などと伝え、夫にも危機感を持たせ、メンタル面を支えてもらえるように、事前にアピールしていました。
さらに、私は生理前のイライラや不安感が強く出ます。PMS:月経前症候群により症状が強く出るため、そのような症状が出そうな時に「もうすぐ生理だから、ごめんけど、イライラすると思う。」と伝えます。
このようなことを伝えることによって、夫に気を遣わせているな、と感じることは私の場合はあまりありませんでした。
もしかしたら、このようなことを私から言われたからと言って、夫は何も行動変容をしていなかったのかもしれません。
しかし、このように事前に伝えることで「このイライラは生理前のホルモンの影響だな」とか、「産後のホルモンバランスの変動のせいだな」ということが自覚でき、自分自身でも冷静になれたり、ホルモンの影響だから仕方ない、と自分を許すことができたり、少し自分に対して優しくなれた気がします。
私はこのことを夫との関係づくりのためだけではなく、自分のためにも続けていきたいと思っています。
何をしてもダメだった場合は、あきらめる 切り替える
私は看護師でもあるため、清潔・不潔の区別が厳しいためなのか、例えば、食器を洗った後に食器類を置く水切りマットの上に、食べ終わった食器を夫が置くと「ちょっとそこに置かないで」と言ってしまします。
「ここはきれいなものを置くところだから汚れている食器を置かないで」、と伝えますが、これは何回言っても伝わりません。
これはもう諦めます。
私のただのこだわりであり、これを守らなかったからと言って子どもたちに迷惑をかけるわけでもありません。きれいな食器が汚れるわけでもありません。
諦めよう、と思ってしまえば、次に同じことを夫がやっていても、仕方ないか、と思えます。
また、夫はよくウォークインクローゼットやお風呂場の電気を消し忘れます。
「電気がもったいない」と言って以前はイライラしていましたが、私も消し忘れることもあります。
もったいない、けれども、そんなに電気代がバカ高くなるわけでもないし、イライラしているこの時間やエネルギーが勿体ないなと思うようになり、さっと自分で消して終わりか、私自身子どもが泣いていたりすると、夫が消し忘れた電気を消すこともしなくなりました。
このように小さい、イライラすること、はたくさんあります。でもこれは育ってきた環境が違うのだから、お互いにあるはずです。きっと夫も我慢していることもあるはずです。
ストレスを感じるほど嫌なことは言いますが、伝えても変わらないことや我慢できる、仕方ないか、と思えることは、何度言っても無駄かなと思うようにして気にしないようにします。
まとめ
今回の記事では、育児家事を手伝ってもらえるように私が仕向けていることについて書きました。
子育ても頑張りつつ、老後にゆっくりと楽しく夫と過ごせるように、夫婦で仲良く心地よく過ごせるように、夫との関係づくりも日々取り組んでいきたいと思います。
読んでいただきありがとうございました。
コメント