助産師ママの出産 第1子出産の経過 陣痛スタート?~入院までの経過 大絶叫の出産!?

助産師ママの妊娠出産

出産したことのない方は、きっと多少なりとも妊娠出産について不安になることがあるかと思います。

題名にある通り、私助産師ですが・・・大絶叫の出産でした。

でも、私は後悔していません。赤ちゃんにごめんね、という気持ちもありますが、結果赤ちゃんは元気に生まれてきてくれました。

出産についての知識がしっかりある助産師でも大絶叫の出産。

出産についての知識が普通レベルの一般の方が不安になることは普通なことなのです。

助産師ママの出産の経過を知っていただくことで、少しでも不安が小さくなればいいなと思い、私の第1子出産のときのことをお伝えしたいと思います。

前回のブログでお伝えしたように、無痛分娩や助産院での出産ではなく、私はフリースタイル分娩を選択しました。

妊娠経過中

妊娠34週に入るまでは仕事もしており、お腹も張ることがあったため、子宮収縮抑制剤のウテメリンを内服していましたが、赤ちゃんも元気に順調に成長し、妊娠中の経過は特に問題はありませんでした。

そして、37週を過ぎました(妊娠37週以降が正期産と呼ばれ、いつ出産となっても赤ちゃんがママの身体の外で過ごすことができる)。

いつ陣痛がきてもいいように荷物の準備もできている。お散歩にも毎日2時間ほど行きました。

予定日が近くなった頃に雑巾がけもしました。おっぱいマッサージもしています(乳頭の刺激により子宮が収縮し、子宮頸管が柔らかくなると言われている)。

名前もある程度は候補があります。

準備は万端。しかし、陣痛はきません。

出産予定日

「出産予定日を過ぎるなんて、お産をするママの身体づくりができてないのよ」 なんてことを、先輩助産師の方々がおっしゃっているのを何度も聞いたことがあります。

私自身も、出産予定日を過ぎる場合には、ママの気持ちだったり、身体の準備ができていないのではないか、何が原因で陣痛が始まらないのか、自然に陣痛が始まるためには、この妊婦さんにどのようなケアをしたらよいのか、など考えて、予定日を過ぎた妊婦さんと関わってきました。

妊娠中の経過が順調となるよう、元気な赤ちゃんが迎えられるよう、妊娠中から私にできることはやってきました。

私自身が、出産予定日を過ぎても陣痛がこないだなんて思いもしませんでした。

私が第1子を出産をしたクリニックでは、予定日を過ぎても自然に様子をみるという方針であり、特に入院の予定もありませんでした。

予定日超過後 妊娠40週5日 陣痛START?

妊娠40週5日の日中、いつものようにお散歩をしていると、お腹が張り痛みもでてきました。

陣痛が始まるかな、とも思いましたが、軽い痛みで間隔もバラバラです。(10分以内に定期的な痛みのあるお腹の張りがあれば陣痛のスタートです。)その後、残念ながらお腹の痛みは引いていきました。

夜中(40週6日)になり、お腹が張り、痛みもありました。夫を起こしてはいけないと思い、寝室からリビングへ移動。

間隔はバラバラですが今までにないお腹の痛みがありました。その時のお腹の痛みの間隔は15分だったり8分だったり。

まだ陣痛のスタートではありません。

痛みに耐えながら一晩眠れずに過ごし、朝になりました。間隔はバラバラなままで陣痛は始まりませんでした。これは前駆陣痛だ、もう少しで本格的な陣痛が始まるぞ!頑張るぞ!と、その時はまだ前向きに頑張ることができていました。

午前中9時頃、夫が出勤した後から間隔が10分以内になってきました。

出社した後だった夫に「陣痛がきたかもしれないから帰ってこれる?」と連絡。

しかし、その後連絡がありません。1時間経過して10時になり、間隔が20分~40分へと陣痛だと思っていた痛みの間隔が遠のいていきました。

私は夜中全く眠れていなかったため、うとうと眠っていたところ夫が自宅へ帰ってきました。

陣痛が遠のいたことを話すと、

「帰ってくるのが遅かったからごめんね。」と言われました。

「ごめんねって謝られても、もし陣痛だったらどうするつもりだったの?」怒

とは言っていませんが。

結局陣痛は遠のいてしまいました。

日中にお昼寝をして、体力回復。夕方お散歩をするとまた、お腹の痛みが出始めました。

でもやはり間隔がバラバラだったり、10分以内にならなかったり・・・

痛みの間隔が11分~12分前後になりました。よし、もう少しだ、でも自宅からクリニックまで車で1時間かかるから、クリニックに電話して入院しよう!と思いました。

すると・・・「まだ本格的な陣痛ではないですね。まだお家で様子をみましょう。」と言われました。

ガッカリ・・・・・

もうメンタルは崩壊・・・

そうですよね・・・まだ11~12分の間隔であればまだ早い。また陣痛が遠のいてしまう可能性もあるし、陣痛が始まっていたとしても初産婦であれば12時間ほど陣痛開始から赤ちゃんが生れるまで時間がかかるため、入院するタイミングとしてはまだ早いと、冷静になればわかることなのですが。

助産師とはいえ、自分のこととなると、すごく迷ってしまう、判断が鈍ってしまうと自覚。

少し眠るようにとクリニックの助産師さんから言われたので、痛みに耐えながら、お尻が痛かったため一人でお尻を押しながら、できるだけ、痛みと痛みの間で眠るようにしました。

朝方、痛みは10分~20分毎に時々あったものの、少し眠れてすっきりしていました。

朝、クリニックの助産師さんが電話をしてくださり、

「もう予定日も過ぎているし、身体も気持ちも疲れてきているでしょう?入院する?今日の午前中に来てもらえたらバルーンを入れたり促進剤の点滴してもいいかもしれないね。」

と言われ、その言葉に涙が出そうになりました。

夫とも相談しまだ本格的な陣痛は始まっていませんが、予定日から1週間経過していることもあり、入院してみようという決断をし入院することにしました。

長くなったので、次の記事に続きます。

入院してから順調に出産することができるのでしょうか・・・。

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